仮面ライダーカブト 第18話
井上敏樹大暴れの続いていたドレイク篇(?)も遂にクライマックスの第18話。
先週カブトを倒す為の人質としてZECTに誘拐されたゴンを救出する話なんですが…
記憶喪失とか執拗に登場するビエラワームとか、色々ネタを振っていた割に、あっさりと記憶を取り戻して本編から消えていくとは…少々ガッカリ。
てっきり、お母さんはワームの擬態だったけど子供への思いも一緒にコピーしたので本来のワーム属性を無くしていたけど、やっぱりワームとして殺されてしまう、というような相当救いの無い話を想像してたんですけど、子供向けにはちょっと黒すぎて無理ありますか、そーですか、そーですね(^_^);
っていうか、ドレイクの出番もこれで終わり?
いや、なんか伏線回収忘れてない?井上さんてばっ!
それはそうと、影山君相変わらずルール無視ですね。
ライダーシューティングの直撃喰らっても平気って…アンタ強過ぎ。
【名シーン】
記憶を取り戻したゴンこと百合子ちゃんが、母親を思い出して涙をこぼすのですが、その瞬間にクロックアップしたドレイク=風間大介が訪れます。
一瞬、ゴンの涙に手を伸ばすのですが、思い直して去っていく…
大介の万感の想いがこもった名シーンですが、これを見て梶尾真治の「美亜へ贈る真珠」を思い出しました。
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<以下ネタバレ>
時の流れから切り離され、恋人が老いていく様を見続けるしかない男の流す涙は空間に固定され、さながら真珠のようであった…そんな悲しい物語を彷彿とさせる涙の描写でした。