仮面ライダーカブト48話「天道死す!!」

基本ラインは前回の予想通りでした。


・根岸君の「人類皆ネイティブ兄弟」計画と、それを打ち破るために加賀美陸と日下部父が仕込んだ暴走スイッチ、という構図。

・ワーム探知機はそのままネイティブ化装置。

・擬態天道はやはり元々人間だった。
  >天道に擬態させたのは暴走スイッチを知っていたから阻止するため?

外れたのは、三島がネイティブに付いた事です。
前回の予告で加賀美パパを殴っていたのは、加賀美新と同じく、根岸の陰謀を見破れずに加賀美パパが裏切っていると思っての事だと考えていました。


一緒にネイティブになって世界を支配したかったのでしょうか?
もひとつ行動原理のわからないキャラクターです。
もともと人外的な人でしたからね…味覚を失ってサプリメントしか食べなくなったバックグラウンドって明らかにされてたんでしたっけ?


さて、次回最終回。

どこかの送信施設から全人類を一斉にネイティブに変える電波を流すはずだという。
テレビで三島の放送を見た加賀美は、田所、岬のサポートを受け、現場に急行。
根岸と三島の恐ろしい野望を阻止しようと、一人ガタックに変身して立ち向かうのだが…。


ネイティブ化電波放送中に殴りこんで、ネイティブ化計画の真相を世間に放送しながらダブルライダーキックで根岸を倒す、という終幕になりそうです。


ダークカブトは天道を助けるために、自ら犠牲になりそうですね。
天に太陽は二つも要らないとか言いながら…


悪いネイティブは退治して、ひよりと田所のような良いネイティブは共存する未来なんでしょうか。
良いネイティブ、悪いネイティブ、普通のネイティブって感じでしょうか。な〜っ!(あーこれは絶対通じないよ)


それにしても、対するワーム殲滅はもう完了って感じなんでしょうか。
今回は冒頭に良いネイティブも悪いワームも人間にとっては一緒にしか見えないという描写だけに使われてましたが…


35年以上前からネイティブが存在した事や、渋谷隕石で発生したワーム、未来から来たハイパーゼクターとか、なんだか色々置き去りにされそうな設定について、最終回で説明がなされるのかほぼ無理っぽいんですけど、仕方ないですねお子様向けですし…


せっかくならば、ネイティブの陰謀話をもっと早く展開して、世界がネイティブにほぼ支配された状況と、それに反逆し続ける仮面ライダーといった所に踏み込んで欲しかったんですが、それだと仮面ライダーパルチザン化してしまい、話がお子様向けで無くなっちまうから駄目でしょうね。(ていうか、オフィシャルな「正義の見方」じゃなくなるし)


まあ、その世界観とシチュエーションは「強殖装甲ガイバー」で堪能できるのですが、いかんせん展開が遅すぎ。
なんせ1985年連載開始で、未だ連載継続中(なのか?単行本派だから知らない…)ですから。


そんな訳で、今回のシリーズは、当初の敵であったワーム側に確たる目的が見えないままで闘いが進んでいたのが、もひとつ燃えなかった原因ですね。
ネイティブのように、その意図が明白であれば、闘う理由も目的も明確化されて思い入れが出来た筈です。


さて、そんなこんなで本当に大団円になるのか、ちょっと心配なカブトを置き去りにして、既に次のシリーズ仮面ライダー電王の予告も始まりました。


普段は広告代理店「電王堂」に勤める地味で冴えない万年係長である主人公が、未来からの侵略者と戦うために電車に乗って出勤だ!


という事で、「特命仮面ライダー サラリーマン桃太郎 〜俺の切符は未来行き〜」1/28開始です。
子供番組にあるまじきお色気シーンも楽しみですね。(大嘘)

是非タイアップSuica/ICOCAを発行してください。


仮面ライダー電王 公式サイト

新仮面ライダー「電王」は「電車男」だ

強殖装甲ガイバー (24)

角川書店

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