DDD1読了

choiota2007-01-14


ようやく読了。
面白かった。

っていうか、今週はちょいと仕事がきつかった…
おかげでコードギアスの録画予約する暇も無く、帰宅したらとっくに放映終了してたし…毎晩午前3時過ぎ帰宅だし…


そんな訳で、電車と飛行機の中でしか読めなかったので、断続的かつ読み返しもしてないから、叙述トリックに引っ掛かりまくりでした。
数ページ前もうろ覚えって、所在よりひどいね。


では、以下ネタバレあり、考察は今の体力では無理ということで。















一番の謎は、貫井未早ではないかと。
なんで生きてるの?


なんか読み落としたっけ?

それはともかく、ツラヌイのビジュアル(Seasons Of Changeさん)があったのでメモしときます。


成程、確かにこんな感じですね。
でも短髪系ならマキナの方がかわいいなぁ…
(HandS.(L)の扉絵ってマキナだよね?)


あと、マキナが追い詰められていく所が普通に可哀想でした。
親に棄てられる子供の事件が多過ぎて、ニュース見るのが辛いのと一緒で。


まあ、なんか他にも色々メタファーを感じるけど、そういうのを読み取るのはまた今度ってことで、巻末の年表なんですが、一番気になるのが最初の1行。


75年 納品、紛失。


誰が何を納品して、紛失したんでしょう?
これが一番最初に来ているって事は、A異常症ってのは、人為的なウィルスか何かに対する感染症って事になりそうですですね。


もひとつ気になるのがここ。

86年 迦遼邸事件。迦遼邸、取り壊し。
88年 石杖家 長女 誕生。
92年 ある手術。アリカ8歳、カナタ4歳。


迦遼邸事件は、召還してしまったナニモノかに拠る出来事で、それがカイエの手足が無い理由に繋がるような気がします。
作中のアリカの言葉によると、カイエは14〜15歳と思われているようなので、微妙に時期が合いませんが…


あと、「手足が不自由な絶世の美女に見える男」(しかも悪魔的に悪い)っていう設定ですが、それだけだと真っ先にナリス様をイメージするのですが、きのこ氏はグインを読んでいるのでしょうか?(ナリス様が寝たきりになった巻が出たのはいつ頃だったっけ?)


カイエの手足となった「本物の悪魔」(というより幻想生物?)と、それを模して作られた人為的なウィルスによる変異体、というのが裏にあるのでは?と疑っています。

そう考えると、92年の「ある手術」も目的を持って(カナタに)行われたように思えます。

人為ウィルスの効果が人体改造や特殊能力の発現だとすれば、通常の発症者は失敗作であり、カナタや朋里のように、基本性能を上げながら不死性を獲得する、というのが本来の目的だったのでは無いでしょうか?(1巻では、男の異常症患者って木崎しか出て来ないようなので、男が感染すると失敗しやすいとか?山田さんが燃えたのも失敗のひとつとか?)


カナタがほぼ完成形だとすれば、隣家の朋里は劣化コピーみたいなもので、完成形に近付くほど無駄な殺人衝動を持たないようになるとか…


それにしても…


「すごい―――お兄ちゃんの手、まだわたしの胃(なか)でビクビクしてる―――」


って。
妹属性は無いけど、ちょっと左腕を喰らわれてみたくなりましたよ…

DDD 1

講談社

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