第5話 名射手
巷では今夜第6話の放送ですが、神戸では火曜日24時の放送なので実質水曜日まで待たされている間に、ネット上に感想が溢れかえり、これといって書くこともないのですが、敢えて今更書いてみようかなと…
監督交代後の一発目ですが、基本的な演出についてはあまり変化は無いように思いました。
まあ、原作のテイストをきちんと読解して制作するのが京アニの方法論なので、監督が変わったからといって作品のテイストが変わることは有り得ないですね。
という事は、やはり進行管理など演出面以外の要素を問題視されたのかも知れません。
では、何故監督の更迭をサイトで発表したのでしょうか?
本来であれば、京アニは作品主義ですから、スタッフの誰が関与しようとも一定の水準をクリアするし、極端なブレは起こさないものだと思います。
ですから、スタッフの交代は完全に内輪の話で社外にアナウンスする性質のものではありません。
しかしながら、これだけ注目され、スタッフロールの隅々まで分析されていることは、ネットでの展開も意識している京アニとしても無視できない要素だと思います。
ですから、監督の交代についてもネット上で揣摩臆測が流れることは予想し、少なくとも会社としての措置であるという事を周知するために、ネット上での発表となったのではないかと思います。
最初は、外部から何らかのクレームが入ったため、謹告の意味を込めているのかとも思いましたが、作品としての流れが大きく変わる様子がない以上、ネタでも何でもなくファンに対してのアナウンスだったというのが一番腑に落ちる話ではないでしょうか。
さて、それにしても今回の脚本はネトゲネタが多すぎて、半分くらい付いていけませんでした。
制作サイドも知っていてやっているし、それをネタにしてネットで盛り上がることも期待しているのでしょう。
僕自身、ネトゲネタに関してはもらかなさんの記事でようやく全体が理解できました。
付いていけない人の中には、面白くないと思う人もいたのでしょうが、ひとつ気付いたことがあります。
それは、関西人にとっては、「らき☆すた」はかがみと一緒になって突っ込みを入れたり、かがみと同じレベルで「付いていけんわ…」と呆れる、といった楽しみ方をするものだ、という事です。
かがみ以外全員ボケ担当という状況を考えると、これこそが「らき☆すた」を楽しむたったひとつの冴えたやり方のような気がしました。
まあ、後はだんちさんの「らき☆すた=アニメーション風俗」程ではありませんが、キャバクラみたいなもんですかね。
かわいい女の子と他愛のない会話を楽しむって感じが…
さあ、火曜の夜までネット情報を遮断して待とう…
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