サマーウォーズ試写感想

パヤオが死んでも…細田がいるもの…


という訳で、サマーウォーズ見てきました。
内容については一切事前情報を入れないで行きましたが、期待通りの面白さでした。


なんというか、細田守氏は、宮崎駿の「まんが映画」の系譜を継ぐ正統派だなぁ…と感じました。



ネタばれはしたくないので、ストーリーについて語れないのがもどかしいのですが、例えば夏希がふっと両手で顔を覆うシーンは、宮崎アニメのヒロインそのままだったりします。


とりあえず、今年のベストアニメはエヴァ・破とサマーウォーズで良いのではないかと思いました。
涼宮ハルヒの消失がどういう形で出るのかは判りませんが、余りにも小賢しい戦術が目に余るので、素直な気分では見られないと思っています)


あと、永井一郎最高!
美味しい所は総取りした感じです。
陣内家男子は、殆どが「人を助ける」職業に就いている中、一人異彩を放って目立ちまくっていました。錯乱坊を思い出したよ。


幾つかツッコミ所もありますが、それは公開後という事にします。


ただ、一つだけ言わせてください。


大阪御堂会館試写会場の映写技師さん、ロールチェンジが下手過ぎでした。
タイミングが合わず、像が重なる事数度。一度は完全に映像が切れました。
せっかく画面に集中していたのに、かなり興醒めでした。


そして、ネタばれは書かないと言いながらひとつだけどうしても気になったことがあるので、隠しておきます。




こいこい勝負の最後で、敵AIのアカウントは2つ残っていました。
GPS制御を巡る闘いでも、ライブ映像ウィンドウとターゲットウィンドウにそれぞれ1体、計2体いた筈です。

そして、カズマが倒したのは1体だけでした。


もう1体はどこへいったのでしょうか?


事件は完全には解決していないのでは?


続編を作るのは相当無理があるように思いますが、なんとなく歯切れの悪いものが残る決着だと思ったのでした。