ガンダム、台場に立つ。

久々に一泊二日の東京出張だったので、スケジュールに密かに「お台場」を紛れ込ませる事に成功。


連邦の新兵器の実戦テストが行われているという情報のあったサイド7にあるエリア・オダイバに潜入してきました。
オダイバに行くためには、無人運転される輸送車に乗らなければならないので、乗車用のパスを用意する必要があります。

通常は、片道310円のチケット型パスで良いのですが、今回の作戦の重要性を鑑みて、800円のカードキーを用意する事にしました。
準備に怠りなしです。



特製のカードキー。有効期間中は何度でも使用可能。


昨今のサイド7は気候調整機能に問題が発生し、気候パターンが温暖湿潤型ではなく亜熱帯型にシフトしているため、非常に雨が多くなっていますが、幸いにして作戦当日は朝から強烈な日差しを感じることが出来ました。


輸送車が動き出し、暫く行くと一般居住エリアとエリア・オダイバを繋ぐ橋を通過します。
この橋の上から、微かに連邦の新兵器が見えるのでした。(進行方向右側)


そして、オダイバ・ステーションに到着。
既に関係者だけという安心感からか、新兵器テスト場へは何枚も張り紙で道案内しているので迷う必要はありません。



冷やし中華始めました」並みのアピール力。


やがて公園に辿り着きました。
お兄さんがメガホンで案内しているので間違いようもありません。


しかし、偵察隊としては、お兄さんの道案内に従わず、少し林の中からターゲットに接近する事にしました。
そして生い茂るジャングルの間を、敵兵に見つからないよう慎重に進軍した我々は、遂に我々は連邦の新兵器を発見しました!



あれが連邦の新兵器だ!


見せてもらおうか、連邦のモビルスーツの性能とやらを…



ここで心の中でこう言わない人とは友達になれません。


偵察隊レポート風はもひとつ面白くないと自己批判しながら普通に戻します。

広場の中央に仁王立ちのガンダムを、大勢の人が眺めています。
実に様々な性別年齢の人々が思い思いにガンダムを眺め、感嘆の声をあげ、撮影しまくっていました。


いかにもガノタっぽい人は勿論、ベビーカーを押す若い夫婦、今どきのおしゃれな服に身を固めた女の子の集団、還暦も近いのでは?と思われる老夫婦、明らかにサラリーマン(自分もですけど…)。


もうね、これは現代の大仏です。
鎌倉の大仏か、お台場のガンダムか?って感じです。

ちなみに、鎌倉の大仏は台座を含んだ高さが13.35mなので、ガンダムの方が圧倒的に高かったのでした。
というか、奈良の大仏が18.03mという事なので、ガンダムとほぼ同じ高さなんですね。(「鎌倉の大仏の特徴」より)

奈良の大仏の方がずっと大きいと思っていたのですが、ちょっとショックでした。


そして、奈良の大仏殿には大仏の鼻の穴と同じサイズの柱の穴があってくぐれるのと同様、お台場ガンダムは股の下をくぐれるようになっています。(全然「同様」違います!)


その名も「ガンダム タッチ&ウォーク」!! …なんだかなぁ〜なネーミングセンスです。テムの仕業?
これだけが行列に並ばないと見れない所です。



流石に朝10時台は人が少ない…


という訳で、暑くて眩暈がしてきましたが、頑張って並んでみました。
その成果がコレです!



ガンダムに踏まれ損なった人だけが見られる風景


面白くない?
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。

本当はこっちでした。



自分的には今回のベストショットです。


いや〜、堪能しました。
30分に一度、頭部が動くのですが、これも一軒の価値あり。
もう、涙ちょちょ切れでした。
(実際に見たほうが良いので写真・動画は載せません)


当然の事ながら、オフィシャルショップも行列の上、売り切れ続出です。


という訳で、多少なりともファーストガンダムに思い入れのある人は見に行かないと勿体ないです。
例え、ジオンのモビルスーツならともかく、連邦のモビルスーツなんぞっ、ケッ!なんていう人でも、とりあえず一度は「原寸大」のガンダムを見て、その質量に圧倒されてください。
(実際は9月以降もどこかに移築展示されるとは思いますけどね…)


あと、帽子や日焼け止め対策は絶対必要です。
小さい子供連れの場合は、熱射病にご注意ください。
興奮して眺めてると、太陽光に灼かれていることを忘れるので。


では、楽しんで行ってらっしゃい!


GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト