涼宮ハルヒの奔流

choiota2006-06-19


先日の日記、冒頭で長門のPCデスクトップ解析している人がいて凄いな〜と思ってたら、さらに凄い人がいました。

長門有希のタイピング速度とマウス(fuzzy2さん)は、長門さんの最終日のタイピング速度を推定されています。

そういえば昔、某名人の16連射という話もありましたから、毎秒16キー(=960rpm)という線が結論としては美しいのではないでしょうか。

この(=960rpm)(実際には960wpmのタイプミス)というのがどれくらい速いかといえば、プログラマの方は300〜400wpmあたりが平均のようですので、倍以上って事です。

毎秒16キーって、ヨハネ・クラウザーII世(AA)も真っ青ですね。(比べるトコ間違ってる…)


さらにさらに凄いのはこちら。

さすが京アニ…(いつきログさん)では、画面キャプチャから、プログラムを読んで、ソースコードを書き出しています。

そのコード、ちょっと修正したらコンパイル出来ちゃうそうで、そのプログラムっていうのが「実行中のプログラムのパラメータをいじったり設定変更できる」ような機能を持っているそうで、長門さんは本当にコンピ研ゲームを解析して設定を変更していたって事になるわけで、このこだわり方は尋常じゃありませんね、ほんと。>京都アニメーション凄すぎです。


それを解析したいつきさんも凄いです。85にターボ乗せただけの事はあります(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、ギャグですネタです。キャー許して〜)


という事で、これ程詳細に見られても、破綻しないようにきちんと細部にまで神経を行き渡らせて作っているっていうのは本当に感心します。

ある種、ハリウッド映画を凌駕しているとも言えるかと。

例えばミッション:インポッシブルなんかも、面白かったけどPCの画面なんか噴飯ものでしたからね〜。

なんだよ、そのデカいフォントは?って感じで笑っちゃいました。
(個人的にはエマニュエル・ベアールのカットされてるシーンが気になるんですけどね)


で、そういう拘りっていうのは、本来コストがかかるものですが、多分作ってる人たちが楽しんでやってるんだろうなぁ〜と思うんですね。

公式サイトの細かい更新と、ソースコード(のgenerator)や反転文字に仕込まれたネタなどもそうです。


そういう本気が伝わるから、ネット上でもの凄い影響が起きたのであって、宣伝費の不足を補うために仕組んだっていう功利的なものではないと思っています。


ってゆうか、口コミとかバズとかバイラルとか言ってますけど、本気で仕組んで発生させるっていうのは至難の技です。これはもう身に染みて感じてるんで。


むしろ、高品質なコンテンツさえあればそれでいい、と思います。


高品質なコンテンツっていうのは、お金さえかければ出来るもんではなく、作品への理解と思い入れが無ければ出来ないものですから、こういう手法だけを真似た二番煎じが出てきても、完成度が低ければ見向きもされない事でしょう。


そういう意味では、以前紹介した見たいもんさんの記事では、「ネットマーケティングの成功例」と書かれているのですが、結果として成功例になったし、勿論スタッフの思惑が大当たりなんだろうけど、やっぱりそれで宣伝費の不足を補おうっていう考えがあったというよりも、「どや?おもろいやろ?」という感覚ではないかと思うのです。
(そんなスケベ心があったら絶対感じるって。しかもそれって許せないから)


作る側の能力と入れ込みが高レベルであることと、見る側のリテラシーも要求される事を鑑みるとウィンドバード::Recreation (kazenotoriさん)と同じく、この手の祭り型アニメ或いはメディアミックス戦略が、今後の主流になる事は、(作り手の思惑は別として)少ないと思えるのです。