「とらドラ3!」
ヤスケン公式サイトも無事更新(9/13)され、3巻表紙絵の大河がメンチ切ってくる今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
前回書いた翌日には購入、即読了していましたが、ようやく書くことが出来ました。
<ネタバレあります>
以下は「とらドラ3!」のネタバレを含んでおります。
自己責任にてどうぞ。
2巻から登場の腹黒仮面美少女キャラ・川嶋亜美たん、ゲストキャラかと思っていましたが、レギュラー入りのようです。っていうか、完全に大河の対抗馬の位置に付いた感じです。
2巻では、対大河侵略作戦の一環として、竜児にモーションかけてたけど、なびかない竜児にちょっと本気になったのか、3巻になると満更演技だけではないような描写が結構あったりします。
演技のつもりが、どこまで本気かわからなくなってるのでしょうか、それともやっぱり落としにくい相手を落とすための策略なんでしょうか?
(定番になりつつある)自販機のシーンなどを見ると、実はお似合いって感じですが…
それはそうと、1巻ではもひとつ影の薄かったみのりんが、2巻でようやく見えてきたと思ったら、ゲートインせずにあさっての方向に爆走し始めました。
例えばこんな一節。
ドゥンッ! と今まで受けたことのない重い衝撃が鼻を襲う。鼻から喉まで水が沁み、それが弾丸のように打ち込まれた水だと気づくまで数秒、さらに射手が結構離れたところにいる実乃梨だと気づくまでにもっと数秒。
「ふはははは! どうだ、櫛枝家に伝わる秘伝の水鉄砲の威力は!」
実乃梨さん、あーた一体何者ですか?(笑)
実乃梨はポケットから小さなジップ袋のパッケージをさっと取り出して、摘みだすなり言い放つ。
「THE 黒乳首!」
――レーズンの粒を両手で摘み、己のバストトップにくっつけて。
なんかイロモノ路線突入っていうかオヤジギャグ全開なんですけど?
最初からこんな感じだったっけ?と1・2巻を軽く読み返してみたけど、確かにオヤジ気質でした〜みのりんは。
それにしても、主人公竜児クン、片想いの相手たるみのりんには全く意識されてないどころか、大河との仲応援モードに入られてる訳で、もう進展は望めないわな。
どうも、みのりんは凄く年上と不倫するタイプではないでしょうか?
さて、お話的には夏真っ盛り。
美少女3人の水着選びに付いていったり、プールシーンだったりです。
もうサービス、サービスって感じです。
ラストの亜美水着争奪戦のくだりを読んでいて思ったのですが、こういう学園スラップスティックノリは、「うる星やつら」を彷彿とさせますね。
キャラクタも何となく共通点があるようだし…
大河・ラム:ヒロイン
怒らすと危険。人間凶器。家事(特に料理)が苦手というか全然ダメ。亜美・ラン:ライバル
究極の二重人格、性悪女。実乃梨・弁天:ヒロインの親友
漢らしい性格。怪力、好戦的。北村・面堂
ハンサムでもてる。実はアホ。
…をぉ!主役以外は結構はまってますな〜
と言ってもこれ以上発展させようもないのでネタとしてはもひとつですが…
そんな訳で、大河のドジっ娘属性が殆ど発現しなかったり、4月の時点であと2ヶ月で三十路と書かれていた担任教師・恋ヶ窪ゆり(独身)は相変わらず29歳だったりと、作者が忘れているかもしれないどーでもいい微妙な問題は放置しつつ4巻の「うれしはずかし男女五人夏物語 in 別荘!」に続くようで、次の展開が楽しみです。
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