「赤ずきん」(ぽっぷ)

choiota2006-12-03


今週の「本よみうり堂」で、ぽっぷ氏の「赤ずきん」が紹介されています。

導入部でいきなりこんな文章が…

澄んだ大きな瞳、やわらかそうなほっぺ、丹念に描きこまれたフリル……。
この絵本には、二通りの読者がいるはずだ。「かわいい!」と叫ぶ小さな女の子と、「萌える!」という大きなオトコノコと。


こんな事を書く記者は読売新聞には二人しかいません。
やはり(汗)*1の署名がありました。

そして、ぽっぷ氏を「『もえたん』で、アキバ系男子に絶大な人気を博した絵師」と的確に紹介し、本については

アニメっぽい水彩ふうの画面は、今どきの絵本としてむしろ正統的。が、萌えアンテナを持つ人にはびんびん来る。

と紹介しています。

ちなみ前作「ふしぎの国のアリス」は普通の児童向け絵本の2倍のセールスを記録したそうです。

最後の締めはこんな感じ。

子どものために買ったはずのお父さん、思わず独り占めしないように気をつけて。

成程、庄司薫で来ましたか。

<追記>
全文はこちら
書評 『赤ずきん』


赤ずきん

ポプラ社

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ふしぎの国のアリス

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赤頭巾ちゃん気をつけて

中央公論新社

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*1:読売新聞文化部 石田汗太記者