涼宮ハルヒの分裂、チラ読み

choiota2007-03-02


「来た、見た、買〜た!」というのは関西しかも一定年齢以上限定ネタですが、「涼宮ハルヒの分裂」冒頭100枚、ようやく「出た、買〜た、読んだ〜!!」てとこです。
しかも、これを書くのに何日かかってるんだか…


という訳で、27日に「ククルカン」5巻を買おうとして、カウンターに行ったら、スニーカーが積んであったので「スニーカーもください」って言ったら「これは明日発売です」とすげなく断られて悲しかったので「もっと幼馴染が怒ったみたいに…」とは言えず、昨日もう一度行って「サード・ガール特装版」5巻と一緒に買ってきました。

ロケットガールが始まる前に!とか思いながら、仕事でトラブルが発生し、ようやく読めました。


例によって以下ネタバレありです。
まとめて本篇で読みたい人はスルーしてください。
でも、「分裂」と「驚愕」で2分冊にするって予告されてる時点で、「分裂」ラストは鬼のヒキになるのは予測の付く事ですから、どこの時点でも生殺しですけどね。(笑)
まあ、僕は(グインなどで)慣れてますから、寧ろどれ位引っ張って「次巻へ続く」とやってくれるのか、楽しみでなりませんが…(もしやM?)

















時は2年生の4月、所は学校の中庭から物語は始まります。

新入生の部活歓迎イベントで、「文芸部の新入部員歓迎を支援する」というお題目でSOS団が駆り出されるのですが、当の長門有希は黙々と「ゲーデルエッシャー、バッハ」を読みふけるばかり…(正式書名は「ゲーデルエッシャー、バッハあるいは不思議の環」なのか)


そういえば、最近エッシャーの絵(版画)をレゴで再現している人が話題ですね。
Andrew Lipson氏とDaniel Shiuのジョイント・プロジェクトだそうで、サイトはこちらです。
          ↓
Andrew Lipson's LEGO(R) Page


いや、もうこの再現率の高さは異常!
特にAscending and Descendingは、無限階段を昇降しているのが、シスの暗黒卿に見えるところが(ベイダー卿なのかパルパティーンなのか良く判らないけど)ツボでした。





閑話休題


新入生募集イベントではありますが、長門は特に新入部員など必要としていない訳で、部活発表会でも新1年生の殆どを寝かせる論文発表を行ったりと積極的なやる気の無さを発揮しています。
でも、部費はきっちり勝ち取ってくるので、SOS団活動はやりたい訳だ。

というか、会議の間中無言で長門に見つめられるなんて、なんて羨ましいプレッシャーだ、会計君。
そりゃ予算なんて進呈しますよ、むしろ見つめて欲しい。見つめてくれ。(病んでる…)


そして、「文芸部新入生勧誘支援」という錦の御旗を掲げたハルヒは、チャイナドレスを身に纏い、SOS団専属メイドである朝比奈さんを引き連れて、意気揚々と出動するのでした。


ちなみに客寄せの為に流されるビデオは、春休みに作られた「長門ユキの逆襲 Episode 00 予告篇」!!
キョンも驚いていますが、前作の「Episode 00」がメインタイトルで、「朝比奈ミクルの冒険」はサブタイトルだったのです(爆)
これには受けました。もう頭悪くて素敵過ぎます。


何しろ、「予告用のショートストーリーなら、オチもいらないし見せ場だけ用意すればいい」という発想で作られた映像だけに…見所も満載?です。

  • ユキがメガネをかけている状態では一般人だが外すとやにわにコスチュームチェンジして空を飛ぶ
  • 和服を着た鶴屋さんが日本家屋庭先の桜をバックに気前よく「のわっはっはっはっ」と笑う


キョン曰く「確実に一作目より悪化している」という予告篇ですが、是非とも見てみたいもんです。


さてさて、本を読みふける長門と、珍しく憂い顔の古泉とキョンの3人は、そのまま新入部員を受け付けるため座っているのですが、キョンの思考は1年前のハルヒが唱えた召喚呪文の中で唯一遭遇していない「異世界人」に向いています。

新1年生の中に「異世界人」がいるのではないかと警戒しているのですが、判るか!そんなもん!


そして、ようやく話題は古泉に移っていきます。
それは、春休み最終日以降、「神人」の出現頻度が高まっており、古泉の出動が24時間態勢シフトに入っているからだというのです。


上機嫌のハルヒが何故「神人」を出現させるようなストレスを溜め込んでいるのか理解できない、と言うキョンに、古泉は「春休み最終日の出来事を思い出せ」と促します。


ところで、その回想は例によって脱線しまくるのですが、またもやミヨキチが登場しました。
久々に会ったミヨキチについて、キョンは絶賛です。

わずかの期間でますます美人ぶりな成長に磨きがかかって俺の妹と並んで歩いていたらこれがもう五人姉妹の長女と末っ子にしか見えない。いったい何を食わせたらここまで違う具合になるのであろう。


いやはや、今後ミヨキチが登場して来ることを切に願っちゃいますよ、ほんと。

それはそうと、回想の中には古泉も登場することを指摘し、何があったか解っているだろうと言われた古泉が答える台詞は凄かった。

「しいて言うなら、あなたの目を通した自分の姿がどう映っているのか気になるくらいですが、やはり瑣末なことに過ぎません」


さすが谷川流。全国801人のお姉さんに対する配慮も忘れていません。
こりゃあ、今年も「涼宮ハルヒの憂鬱」は磐石だぁ〜


そんな訳で、春休み最後の日、フリマ(恐らく大阪南港)に行く日の朝に出会ったある人物、キョンの中学時代の同級生   君の話が出てきたところで……


はい、丁度線香が立ち消えたところでございます。


さて、この100枚どう読めばいいものか…?

やはり佐々木は女性で、中学の時キョンと付き合ってたと思われている「変な女」なんでしょうね。

キョンの趣味が「変な女」なのは、ハルヒでも明らかなので、紹介されたハルヒは以降不機嫌になって神人大暴れ、とばっちりの古泉は、キョンてめぇ何しやがる!?しかも自覚無しかよ?ってところでしょう。



では、それがどう「分裂」「驚愕」に繋がっていくのか?

普通に考えると陳腐なアイディアにしかならない(キョンにヤキモチを焼いてる自分に我慢がならなくて二重人格化、それが進行して肉体も分裂…とか?)ので、もっとぶっ飛んだ予想をしないと意味無いよな…

それにしても、2分冊とは今までで最大のボリュームな訳で、シリーズ的にはクライマックス?

だとすると、自分の力に気付いて「驚愕」って事だろうけど、商業的に現時点での幕引きは考えられない(編集部が許さない)だろうし…



む〜ん、もうちょっと考えます。



それはそうと、今回の古泉の妹ちゃんに対する発言はコレを裏付けるんではないか?と気になっています。

違う方向から見ると、あなたの妹さんにも充分な素質があるという意見も出るでしょう。


嘘です。古泉の性癖は本当にどうでもいいです。
てなところで、今回は以上。


<続き>
涼宮ハルヒの分裂ネタバレ全開です♪


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