磯光雄監督インタビューより

本編が9話まで到達したので、アクセスガイドの情報を解禁します。


巻末の監督インタビューが、電脳インフラ等の設定について多くを語っており、非常に興味深いです。

【電脳体と現実との関係について】

ヤサコたちは通常の視覚や聴覚でメガネ接触しており、脳や皮下に直接埋め込みの端末は一切ありません。そのため、通常であれば電脳の体が壊れても痛みを感じることはありません。

 〜 中略 〜

ただし、……4話に「イマーゴ」と呼ばれる、電脳と現実の境を越える可能性を持った技術が登場しています。これは都市伝説でしか語られない怪しげなもので、ヤサコたちも半信半疑の立場ですが、今後ミステリアスな影響を彼女達に投げかけるかもしれません。


第4話の感想で、侵襲的手法は嫌いと書きましたが、イマーゴ以外は使っていないようで安心しました。
逆に言うと、イマーゴは使っている可能性が高まってきたのですが…


という事で、電脳体への攻撃等で現実にのけぞったり痛みを感じたりするような動作は、本人が電脳体の映像を見て、その印象に反応しているという解釈になるようです。


電脳ペットについて】

ペットにはメガネの機能を経由して、飼い主の手足の動きが伝わるような仕組みになっており、抱きかかえたり小突いたりも出来ます。
ちなみに子供たちが時折つけているリストバンドはその補助器具という設定です。

 〜 中略 〜

ペットから現実への働きかけは残念ながらありません。


という事で、飼い主の動きは伝わるが、ペットの重さや動作などはフィードバックされていないという事です。
舐められたりしたときの反応は、やはり飼い主側が「そうされた」と感じて自発的に行っている動作であるという事が判りました。

さらに重要な言葉が続きます。

イリーガルに関してはまだ語れませんが、一部ペットの遺伝子(プログラム)が含まれているという設定です。ペットにも少々の秘密がありますが、今のところ作中では語られずに終わるかもしれません。


ペットにも何らかの秘密があるとは…

また、電脳インフラはこの時代、世界の都市の7割程度に普及し、精度を高めるため建築物の塗料や衣服にも微細な端末が組み込まれていたりする、という設定もあるそうです。


監督曰く「あんまり細かいところはそれほど真面目に作っていないので、整合性や緻密な設定を一番の楽しみにしておられるお客さんには、あまりご期待に添えないかもしれません。」との事ですが、充分楽しんでますから。

「矛盾をあまり気にせずあれこれ妄想できる程度の作品になれば幸いです。」とも仰っていますが、肩の力の抜け具合がいいですね〜
大いに妄想させていただきたいと思います。



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メモ

第7話「出動!!コイル探偵局」

第6話「赤いオートマトン」

第5話「メタバグ争奪バスツアー」

第4話「大黒市黒客クラブ」

第3話「優子と勇子」

第2話「コイル電脳探偵局」

第1話「メガネの子供たち」

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