第20話「カンナとヤサコ」
ちょっとPCがトラブってしまい、先週アップできなかった20話感想を今更ながらアップします。
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今週は何事も無く見れました>HDDレコーダー
やっぱ、イリーガルの呪い?ガクガクブルブル
さて、首尾よく京子を救出したものの、まだまだ危機は続くョ、絶体絶命!という定石のヒキで終了した前回でしたが、玉子とメガばあが駆け付けて事なきを得ました。
その直前、ヤサコがヌルに触れられた瞬間にフラッシュバックした映像には、教室の机、壊れた自転車などが出てきました。
僕は瞬時に、イリーガルから流れ込んだカンナの記憶の断片だと思ったのですが、ゆすらさんによると、ヤサコのカバンという可能性もあるようです。
それは金沢での消された忌まわしい記憶なのか、これから起こるであろう可能性の未来を垣間見てしまったものなのか…?
それはそうと、玉子はいつメガばあと連絡を取り合っていたのでしょうか?
あと、メガばあはどこに行っていたのか?戻らない筈じゃなかったの?などという疑問が沸々と沸いてきますが、そんなの関係ねぇ〜って勢いでメガばあ(&玉子)の伏線回収ターン、ドロー!
やはり4年前のメガネ使用児童意識不明事件の原因は玉子でした。
単独犯だったんですね、意外…。
あ、あと以前書いた「玉子は暗号屋の技も使えるのでは?」という推測は当たっていました♪
ただ、玉子とイサコの使う暗号は多少違うようなので、流派のようなものがあるのかも知れません。
そして遂に「電脳コイル」の意味が明かされました。割とあっさり。
現象名だったんだ〜
良かった、物理デバイスじゃなくて。
もし脳に埋め込むマイクロマシンだったりしたら…gkbr と思っていましたから。
そして、Cドメインは「コイル・ドメイン」。デンスケに憑依したイリーガルもCドメインからダウンロードされていたので、「あっちへの入り口」であり、イリーガルの棲家でもあるのでしょうね。
名前から考えると、メガネを最初に開発したコイルス社に関係があるように思えますが…
コイルス社が買収され、忘れ去られた何かに関係あるのでしょうか?
いずれにせよ、玉子とイサコは、方法の違いはあれどキラバグを集め通路を開くことでCドメインへの接続を図りました。
何を求めてかは判りませんが、求めた結果は得られず、むしろ被害だけが発生しているようです。
都市伝説で語られる方法を試す子供達に与えられるものは失望や絶望でしかないのでしょうか?
また、玉子が4年前に通路を開いた事すら、初めてではなかったのです。
「その時、何が起こったのか、誰も正確には知らないの。
その少女本人もね。
でも、儀式は成功し、同じような現象が起こった」
「同じような現象」と言うからには、それまでにも試した者がいて、何かが起こった事が語り継がれていると思われるのですが…。
これはひとつ猫目さんに聞いてみないといけませんね。
そして、気になってくるのが冒頭のモノローグ。
ヤサコの語りでありながら、誰の言葉か良く判らない謎を秘めています。
「わたしの古い記憶によると、
最初に用意された体は、命のない空っぽの器だったそうです」
最初に「用意された体」と言うからには、誰かの意図的な行為の結果であるという事ですが、「わたし」がいったい誰なのか?
この台詞こそがこの物語の根幹に関わる重大な秘密を語っているのは間違いないと思います。
ただ、ゆすらさんの…
これ、ヤサコの話じゃないでしょ。いったい誰の代弁なのさ。だって、もし「わたし」がヤサコ本人だとしたら……だとしたら……大問題ですよ?
・ヤサコ義体化説(ex.攻殻機動隊の少佐、エヴァの綾波)
・大黒市電脳世界説(ex.マトリックス、セカンドライフ、代紋TAKE2)
・すべて胎児ヤサコの夢説(ex.ドグラでマグラな)
というのではなく(というか違うと思いたいので敢えて違う解釈を考えました)、ヌルの由来を暗示しているのではないかと思います。
Cドメインが人為的に作られ、イリーガルがそこからやってくるのであれば、イリーガルはウィルスや蓄積されたバグ、ペットマトンプログラムの残骸などではなく、やはり何らかの目的を持って作られたと考えられるように思います。
攻殻機動隊で言うところの「身代わり防壁」と同様、電脳医療において一時的に患者の精神を避難させるための人工心肺装置のような代替物として「空っぽの器」が用意された、それが仮想人格(あるいは電脳空間にコピーされた人間の記憶)をまとって「ヌル」が生まれた、というのが現状の仮説です。
まあ、それが「世界の崩壊」に関わるのか?というとちょっとどうかと思いますが…
いよいよ残すところ6話。
物語はさらに勢いを増して終焉に近付いています。
そこに見えるのは希望か絶望か?
来週も「電脳コイル」から目が離せません。
あと、小説版3巻も発売されました。
こちらはまだ合宿前までですが、アニメ版とは違うもうひとつの電脳コイルが展開されているので併せて楽しませてもらっています。(感想を書く余裕がないのですが…)
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