グイン・サーガ117巻「暁の脱出」

choiota2007-11-08


昨夜ゲットして一気読みしました。
いや〜、長かったクム・タイス篇がようやく終了です。


タイス篇の幕開けは110巻「快楽の都」になるのでしょうか、これが2006年10月刊行なので、物語中の2週間程度が1年以上にわたって語られたわけです。


mixiコミュなんかでは「引っ張りすぎ」という意見もあるようですが、中学生の頃から20年以上読み続けている自分にとってはさして気になりませんでした。
旅は目的地に向かうだけではなく、その道程をこそ楽しむもんじゃよ、お若いの…って所でしょうか。


特にアモン退治でリセットされてからは、往年の股旅もの(グイン・イシュト・マリウス・双子)に戻ったようで楽しめました。
長い物語の中で、ドーカスやマーロールに再び相見える日があることを祈って止みません。(例えば望星教団のヤン・ゲラールや、リー・リン・レンのように)


筋書きについては、ネタバレを控えるため止めますが、まあタイトル通り、皆様のご想像通りにきちんと脱出に成功するということで。
流石にここで引っ張ることはしませんでした>栗本先生


むしろ、後半は加速されたので次巻は一気にクリスタルパレスって感じです。(少なくともパロ領内は間違いないです)


旅愁を堪能して、いよいよグインとリンダが再開するとき、どのような展開となるのか?
どうも再開しても記憶喪失が完全に治ることは無いような気がするのですが…そろそろシルヴィアにも退場願いたいところなので、グインの記憶が曖昧なうちの方が良いでしょうから。

ということで、今後の展開に期待しつつゆっくり待ちます。

暁の脱出 (ハヤカワ文庫 JA ク)
栗本 薫
早川書房

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快楽の都―グイン・サーガ〈110〉 (ハヤカワ文庫JA)
栗本 薫
早川書房

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