TURN 3 「囚われ の 学園」

ロロ vs 星刻の緊迫のシーンで終わった前回を受け、いよいよ対決シーンかと思いきや、ルルーシュからの電話により水入りとなります。
ルルーシュは、独立宣言のシーンを身代わりのC.C.に任せ、ナナリーの行方と自分の監視体制を調べるため一足先に学園に戻っていたのでした。


という事で、今回はコードギアスの真骨頂、心理戦が展開されます。
ロロ vs 星刻対決が見れなかったのは残念ですが、このカードはいずれ使用されるのではないかと思います。


さて、流石に心理戦となるとルルーシュが一枚上手ですね。
独立宣言の際に学園に戻っていたことで、ルルーシュの記憶が戻っていることに確信を持てなくなったヴィレッタとロロ達は、膠着状態に陥ってしまいます。
まあ、そもそもゼロの独立宣言の映像が録画だった時点で瓦解するトリックなのに何故気付かない?という突っ込みは無し、という事で。


同じく中華連邦大使館に立て篭もった黒の騎士団と、ブリタニア軍との間も睨み合いが続いたまま膠着してしまいます。
そんな中、ギルフォード卿が「捕虜の処刑」を打ち出して状況の打開を図りました。


捕虜の処刑と言われて、ゼロがC.C.が動かない筈がない、という中、ルルーシュはヴィレッタの誕生日プレゼントを買いに行くというシャーリーと一緒に外出する、という絶好の機会を得ます。


この話を聞いたロロは、ルルーシュの外出を一瞬止めようとするのですが、「誕生日」と聞いた瞬間、「大事だよね、誕生日は…」と言って諦めてしまいます。
前半のシーンでも、ルルーシュからの「誕生日プレゼント」であるロケットを別のものと交換しようとしたとき、激しく嫌がっていました。


どうやら、ロロは「誕生日」「家族」という単語にトラウマか何かを持っているようです。


このロロという存在、己のアイデンティティ、個人としての存在の基盤について異常に執着する様子を見ると、どうも「ルルーシュの弟」という役どころのために「造られた」ような節があります。
ヒトとして新たに創り出されたモノなのか、全ての過去を剥奪され「ルルーシュの弟」という人格を「刻まれた」者なのか…

ブリタニア皇帝のギアスから考えると、後者であって尚且つ自分が「奪われ、刻まれた」事を知っているのではないか?という気がします。


さて、そんなロロのギアス能力ですが、今回もきちんと謎解きをしてくれました。
やはりR2は視聴者に優しいなぁ〜


解答篇は、学園地下でのヴィレッタとロロの密談シーンでした。
ルルーシュがギアスを使っていない、という会話をしている所に入ってきてしまった隊員を、ロロが「最も確実で迅速な方法」で「処理」します。
この時ロロがギアスを発動させます。



やはり、「相手の主観時間を停止」させる能力でした。
わざわざ周囲に流水を配置して、停止しているのはギアスをかけられた人間だけ、という描写をするあたり、念入りです。

尚且つ、ロロを中心として球状の発動効果が広がり、背後にいるヴィレッタにも作用している事から、「相手の眼を見て発動」するタイプではなく、周辺に放射して作用するタイプであったことが判りました。
停止時間に個人差がなく、周囲の人間全員が同じように感じていることもこれで説明が付きました。
それにしても、結構な射程距離がある上、ナイトメアフレーム越しでも効果があるとは…なかなか剣呑な能力ですね。

…自動追尾・発射式の兵器があれば、とか映像記録には残ってるはずとかいう突っ込みも無しって事で(笑


つうか、これで何人もの隊員を処理してるって…、自分たちが聞かれないように気をつけるつもりは無いんですか、ロロさん。


いや〜しかし、前回、追記で指摘しておいて良かった

やはり、周囲の主観時間を停めているような印象ですね。

尚且つ、今回C.C.が「ギアスは相手の目を見ないとかけられない」と敢えて言った事から、ロロのギアスは相手を見ずに発動可能なものかも知れませんね。

(マオが相手の目を見なくても、他人の心が読めてしまったように、テレパシー的に放射して影響を与えられるとか…)


という事で、結構無敵モードっぽいロロ君、ルルーシュが首尾よくヴィレッタ達を出し抜いて直接対決に来ましたが、あっさり形勢逆転です。



その悪魔の瞳とともに…死ね


相変わらず、直接対決だと全くいい所がないルルーシュ、この状況からどうやって脱出するのでしょうか?

あと、中華連邦では、星刻が「黒の騎士団は、ここで滅びよ!」と言って攻撃を始めました。
相変わらず鬼の引きで終わるコードギアス、次回も楽しみです。
(あ〜、とはいえ中華連邦の裏切りは偽装でしょうね。黒の騎士団は戦闘に乗じて大使館から脱出、ってところかな?)


と、終わりたいところですが、そろそろお約束になってきたようなので…

今回のカレンさん、シャワーシーンは控えめでした。
期待には敢えて応えないのもギアスクオリティ。

シャワー後、よく考えればC.C.がバニーガールをやってれば話が早かった、と気付き大宦官との会談中の部屋に乱入するカレン。
C.C.以外に男性がいることに気付きまたもや赤面です。



あぁ〜〜!


さらにシーンは続きます。

大宦官「ゼロは…女?」
C.C. 「そうだ。」
カレン「違いますっ!」
C.C. 「ばらすのが早すぎる。遊び心の無い女だ。」
カレン「ゼロで遊ばないでっ!」
C.C. 「見えるぞ。」



うわぁっ!

カレンさん、完全にC.C.に遊ばれてます(笑
前回の意趣返しかもしれませんが…

という事で、次回TURN 4「逆襲 の 処刑台」に期待しましょう。



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