TURN 4 「逆襲 の 処刑台」


ナナリーが居るべき所を奪い取った偽者め!
さんざん使い倒して、ボロ褸雑巾のように捨ててやる!


爆笑。
さ〜す〜が、ルルーシュ
この時代がかった小悪党台詞が堪りません。


明らかな悪役(それも小物、割とすぐやられるタイプ)台詞がここまで似合う主人公ってのもなかなかいないですね。
夜王(読んでませんが)なんかに出てきそうな感じでしょうか。


さて、今回は冒頭にロロ君の回想?が出てきました。

「はい、殺した人の数は覚えていません。
 歯を磨いたり、食事をした事を数える人はいません、同じことです。」

「僕のギアスは暗殺に向いている、そう言われました。
 だから殺してきた。ほかに居る所も無かったし。」

これまでに食ったパンの数を覚えていないDIO様のようなロロ君、一体誰がギアス能力を与えたのでしょうか?
親も知らず、居場所もなかった、という事から考えると、ギアス能力を与えられたあと放置されてたようですが…?
どうも、C.C.でもV.V.でも無いような気が…

まあ、そんなロロ君に「暗殺者」としての居場所を与え、更に「ルルーシュの弟役」として潜入捜査を指示したのはブリタニアなんですね。


そして、遂にルルーシュの覚醒を確認し「任務」を遂行しようと銃口を向けるロロ君。

対するルルーシュは、もうとにかく舌先三寸。その場凌ぎの嘘をついて、屁理屈を後から考えて取って付ける、と。
これで、大概の相手は騙せるって訳です。(元から人の話を聞く耳なんか持ってないスザクは別として)


という事で、前回ロロに銃口を向けられた危機的状況から、どう打開するのかと思ったら、喋りで丸めこみました。
っていうか、ロロがギアス能力者とは思ってなかったのに何で数をカウントしてるんでしょうか?


おもむろにビデオで、「自分が停まっている状況」を検証。でもそんなの関係ねぇ〜(ロロ)、って当然ですね。
銃口向けられてるのにそんなことしても危機的状況の回避には全く役立ちませんよ?ルルーシュさん。


まあ、ロロのギアス能力を視聴者に解説する、っていう役割は果たしましたが…。


それはともかく、取り敢えず「記憶が回復したルルーシュを殺害」という任務から目を逸らせて、「C.C.の捕縛」という任務の優先順位を上げて時間を稼ぐことに成功。


まあ、C.C.が捕まるまでは自分の存在価値がある、という事ですが、そもそも「ルルーシュの記憶が戻る」という事は想定済みだった、という事で、だとしたら皇帝のギアスは大した事無いのでしょうか?
それともC.C.と接触すれば破られる、という前提なのでしょうか?
このあたり、どういう設定なのか気になるところですが、例によって特に説明はされないのでしょうね。


さて、首尾よく時間を稼いだルルーシュは、黒の騎士団処刑をどう回避するか策を巡らせます。
けれども、どう動いてもロロが邪魔になることで手詰まりになっていました。


とはいえ切り捨てる「だけ」ではないと言った手前、藤堂達を助けに行かない訳にも行きません。
内心のガクブルを押し隠して、処刑場に向かいます。


そして、ギルフォードに正々堂々と1対1の決闘を申し込みます。
武器はお互い一つだけ、しかも自分の武器は盾で良いと…


いやはや、もうこの時点で策略巡らせてるのは見え見えなのに、乗せられちゃうギルフォード君。コーネリア(行方不明なの?直9属だけあって素直というか単純というか…育ちが良いんですね。


そして、またもや口車の嵐をギルフォードに投げかけるも全く効かず(これも当然。肉体言語派には滅法弱いルルーシュです)ですが、その言葉がトリガーになって租界構造体を崩壊させる策略が発動されます。


っていうか、いつ仕込んだんだよ?ヴィレッタの監視を潜り抜け、視聴者も知らない間にって?


あと、ブリタニア側もブラックリベリオン後にその辺フェイルセーフにするとか対策打ってないのね…。
一人裏切れば簡単に構造崩壊させることが出来るってどんだけ脆弱なんだか…


見事に中華連邦大使館敷地内に崩れ落ちる疎開構造体。
次々と落下していくブリタニア軍のナイトメアフレームと兵士たちを尻目に、先ほどの盾で華麗にサーフィンを決める我らがルルーシュ
徹頭徹尾「正々堂々」とは無縁なその闘い方に痺れる憧れるぅ〜って感じ。


そして、ナイトメアフレームが大破する程の落下衝撃を生身の体で受け止めて、しっかり無事な捕虜の皆さん、流石鍛え方が違います。
きっと、普段は劣化ウラン入りの鉄下駄(なんか違う…)なんぞで鍛錬しているのでしょう。


ようやく、というか期待通りルルーシュに裏切られた事で、ルルーシュ追撃を開始するロロ君ですが、当然その行動はお見通しな訳です。

予め仕込んでおいた(こればっかり。真田さんか?)通り、治外法権エリアでの敵対行動という事で友軍に狙撃させただけでなく、それを身を挺して庇う事でロロの心に楔を打ち込んでしまいます。

「植えつけられた記憶だったとしても、お前と過ごしたあの時間に、嘘はなかった。」

「約束したからな、お前の新しい未来。お前の未来は、俺と…」


「当たり前じゃないですか。ロロには、人殺しのある世界は、似合わない。」
「最初から、ブリタニアには安らぎは無かったんだ。お前の居場所は、ここにある。

「…ふん、堕ちたな。」

ルルーシュ、悪いなぁ(笑
ロロのトラウマを解析し、一番弱いところを直撃します。


以前「ロロは、家族というものにトラウマがあるのでは?」と書いてた事は、冒頭のロロ回想で明らかにされてましたが、それを「ルルーシュも見ていた」という事にしてたとは…相変わらずミスリーディングが上手です。


ロロの心の隙を見事について陥落させたルルーシュ、やっぱりホストがお似合いです


という事で、今回はサービスカットはありませんでした。
次週に期待!