「1970年大阪万博の軌跡」展に行ってきた

遅くなりましたが、「1970年大阪万博の軌跡」展に行く事ができたので、ちょっとだけレポートします。
「1970年大阪万博の軌跡」展は、明日までなので、未見の人は忘れないように行かれた方が良いかと思います。


とはいえ、今回の展示は、現存する唯一のパビリオン「鉄鋼館」をリニューアルして来春オープン予定の万博記念館「EXPO,70 パビリオン」の展示物をプレビューする内容のようですので、見逃したとしても、吹田に来れば来春から見ることが出来るでしょう。


さて、今回は駆け足ですがとにかく「人間洗濯機」を見るぞ!と意気込んで行ってきました。


会場に入ると、当時のホステス(当時はコンパニオンではなくホステスと呼んでいました)の衣装レプリカが展示されています。
どうやら、撮影禁止ではないようで、皆さんバシバシと撮影していたので、喜んで撮影してきました。



今でも通用しそうなデザインです。


会場全体のジオラマが展示されていましたが、ソ連館の巨大さに圧倒されます。
宇宙競争で負けたから、国の威信を賭けて、超でかいのパビリオンを作ったという感じでしょうか。

調べてみると、予算が2,000万ドルで、勿論参加国中のトップ、なんとアメリカの2倍もあったそうです。

宇宙展示は、オタキング岡田氏だか誰かの文章で、バカでっかいロケットが置いてあったという記述を読んだような気が…
いや、ほんと凄かったんでしょうね。



日本政府館に飾られていた巨大なタペストリを横目に通り過ぎると、いよいよ注目の各館展示です。

やっと人間洗濯機をこの目で見ることが出来ました!



う〜ん、意外と小さいような…(巨大なモノではありますが)
その横には、現在の高機能介護用浴槽も展示されており、当時の発想と技術がきちんと結実しているのを見れて嬉しかったです。

<追記>
動画がありました。


また、驚いたのは、当時三洋が試作したNi-Cd電池を使った電動アシスト自転車を、マスコミ取材陣に貸し出していた、という話です。



取材陣にはかなりの人気だったとか。
電動アシスト自転車が当時からあったとは、全く知りませんでした。


これらの展示を見ると、当時の三洋電機は松下の展示よりずっと面白かったのではないか?などと思ってしまいました。
(何しろ松下館については「タイムカプセル」ばかりが目立っていて、他に何があったのかさっぱり判らないのです)


そして、次に注目したのが「太陽の塔」の中にあった「生命の樹」の再現です。



近年も何度か内部見学ツアーをしていましたが、本格的に見学できるようにするため一旦閉鎖する、というニュースを数年前に見たっきりになっているような気がします。
一体どうなってるのでしょうか?

当時の記事、Web魚拓取ってました!

万博記念館と一緒にオープンして欲しいものですが…


あと、太陽の塔建設中の写真も展示されていたので撮ってきました。珍しいなぁ〜、初めて見ましたよ。



その他、当時の万博グッズも色々展示されていました。



この鍋と丼、いいですねぇ〜



ぺんてるの水彩絵の具。今でも充分欲しいデザインです。


最後に、当時のデッドストックグッズなども売っていて、かなり悩みましたが我慢しました。
万博マークのピンバッジとか、かなり惹かれたんですけどね…


惜しむらくは図録が無かった事です。
時間が無くて、テキスト類を読む暇が無かったので、図録に期待していたのですが…


「EXPO,70 パビリオン」ではきちんと用意して欲しいものです。
唯一の文句は図録の件ですが、内容的には見応えは充分でした。

多分来春また行ってしまいそうです。


40年前の興奮再現 万博公園の「鉄鋼館」を改修(Web魚拓)