第1話「メガネの子供たち」

choiota2007-05-15


例によって、事前情報は全くなかったものの、たまたま予告編を見かけて第1話を見ました。


オープニングから、壁に埋もれた鳥居など、結構面白そうな感じでした。


それにしても、列車で新しい街に引っ越してくる姉妹が…言動も含めて、どう見ても千○尋とメ○イです。本当にありがとうございました…


全体に昭和レトロな美術でまとめられていますが、街中に立ち上る霧を見て、「あれは…、空間が壊れたときに出る霧だわ…」という一言と、荷物を降ろすときに犬の体が実体でない事で、これが「3丁目の夕日」ではなくSFだという事が判ります。


場面は変わり、地面にチョークで描かれた魔法陣に捕らわれた猫と襲いかかる黒い影、さらにそれらを攻撃する空中浮遊する球体…Use the Force,Luke.ってそれ違うから…


成程、子供達のかけているメガネでしか見えない世界があるってことですね。
所謂「Mixed Reality」というです。ソニーなんかが研究してるのを、昔TVとかで見たな〜


現実世界を映像認識してシームレスな電脳世界を表示するだけでも相当の機能ですが、電脳ペットを抱き上げる表現を見ると、触覚や重量感などもフィードバックしているようで、脳に直接アクセスしてるのでしょうか?

それはオーバーテクノロジーというか、攻殻機動隊というか…と思って、後で調べたら原作・脚本・監督の磯 光雄氏は「新世紀エヴァンゲリオン」や「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」などに参加したアニメーターだったんですね。


ちなみに公式のストーリーはこんな感じです。

時は202X年。

今よりもちょっと未来。子供たちの間で"電脳メガネ"が大流行していた。この"電脳メガネ"は、街のどこからでもネットに接続し様々な情報を表示する機能を備えた、子供たちになくてはならないアイテムだ。現代の携帯電話のように普及し、ほぼ全ての子供が持っている。舞台は由緒ある神社仏閣が立ち並ぶ古都でありながら、最新の電脳インフラを擁する地方都市「大黒市」。

小此木優子は、小学校最後の夏休みを目前に、父親の仕事の都合で大黒市に引っ越すことになる。そこで出会ったのは、もう一人の"ユウコ"、天沢勇子。同じ名前で同じ歳だが、まったくタイプが違う二人。新しい学校で個性豊かな子供たちと出会い、電脳空間で次々と巻き起こるフシギな出来事を体験する。


小説版も出ているのは知っていたのですが、表紙イラストがちょっと…と手にとっていませんでした。
しかし、この世界観でこの絵ならぴったり過ぎるくらいですね。
派手すぎずリアル過ぎない絵柄が、逆にイメージを刺激する感じです。

早速買ってみることにします。


そんな訳で、18日に第1話再放送、19日に第2話が放送されるので、まだ間に合います。
これは面白いです、きっと。




電脳コイル 公式サイト


電脳コイル ノベル版とアニメ版(少年少女科学倶楽部さん)

『電脳コイル #1メガネの子供たち』の重箱のスミズミ。(小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)さん)

NHK 磯光雄監督 『電脳コイル』スタート 第1話 「メガネの子供たち」 と ミックスドリアリティ(★究極映像絵研究所★さん)


期待のテレビアニメ『電脳コイル』の試写会&記者会見レポート!

懐かしくて新しい! 新世代のご町内SFアニメ『電脳コイル』NHK教育で5月開始


電脳コイル 1 (1)

徳間書店

このアイテムの詳細を見る