第14話「いきものの記録」

絶望した…

新作カットの少なさに絶望したっ!!


橋本家の日常と猫目ハラケンの会話以外は殆どバンクですか。
先週の自由研究もどうかと思いましたが、今週もほぼ総集編で来るとは思ってませんでしたよ。


電脳ペットについて】
アキラによると、普通の電脳ペットには「盗聴・盗撮防止のため、録音・録画機能が付いていない」とのことです。
すると記録できない(本当に?)だけで盗聴・盗撮が普通に出来ているオヤジは相当特殊な事例なのか、フミエがめちゃくちゃカスタマイズしてるのか…
どう考えても後者です。本当に(ry


まあ、通常の電脳ペットがストリーミングデータのように動画情報を送信しているとしたら、ミゼットタイプは録画可能なフォーマットを使用している、という感じなのでしょう。
パッチを当てれば使えるようになる機能、というのが良いですね。
ダウングレードしてパッチを当てると色々出来る電子玩具みたいで…


しかし、現在でもモニターに表示された時点でキャプチャする事が出来るのですから、録画できるかどうかはそれ程重要ではありません。

それよりも、未セットタイプが自律制御で街中に出て行き、必要な情報を集めて帰ってくるという機能の方が随分と特殊な能力だと言えるでしょう。


そもそも電脳ペットは屋内用だったはずで、屋内と違って桁違いの状況判断を求められる屋外での行動が可能な段階で、通常の電脳ペットよりも遥かに高性能なプログラムで構成されていると考えられます。


そんなミゼットが街中を散策中、同タイプのミゼットに出会うのですが、何故かその時の映像だけが記録されていませんでした。
アキラはさして気にしていませんでしたが、特に動作不良も起こしていないのに、特定部分だけが記録されていない、というのは明らかに異常です。


ピンクのミゼットは、必要以上の情報を相手に与えないためにジャミングをしているか、後から記録にアクセスして該当箇所を消去しているのかも知れません。
いずれにせよ、痕跡を残さずに消去しているというのは相当な実力の持ち主と思われます。


このピンクのミゼットを放って情報収集をしているのが誰なのか?

ミゼットは猫の電脳ペット
その猫の目を操り、ハラケンたちを密かに監視している男こそが猫目と呼ばれる男なのかもしれません。


猫目
交差点で何かに気を取られ道に飛び出そうとするハラケンを助けたのが猫目でした。

視聴者にとっては、これまでもハラケンヤサコを監視している姿を見せていましたが、直接接触するのはこれが始めてです。
それも、ピンクミゼットで監視していたような動きでした。


ハラケンを助けた猫目は、交通事故の原因がイリーガルである事を匂わせます。
それに応じて、自分のイリーガル調査記録を見せるハラケンに対して、猫目は「これ以上深入りすると、葦原カンナのようになる」という警告を与えました。


これで、猫目イリーガルに関する秘密を知っている事が明白になりました。


更に「4年前」「電脳コイル」というキーワードが与えられます。(遂にコイルキター!)
画面上では竪穴式住居の遺跡と鍵穴がクローズアップされていました。
鍵穴は既に何度も出てきましたが、遺跡も何か関係があるのか…以前中津交差点があの世との境ではないか?という考えを書きましたが、やはり日本の古代神話や死生観が関係してくるような感じですね。


それにしても猫目、口先では警告しておきながら、明らかに誘う手口が明白すぎます。
ハラケンに何をさせようというのでしょうか?


ちなみに、両手にリストバンドを付けて、メガネ操作を強化していた事から、相当のメガネ使いである事が伺えます。


【妄想】
今回、交通事故に遭いそうになったハラケンを助けたという事は、カンナの事故も、4423としてはカンナを事故死させる事が目的だったのではなく本来の目的が別にあった、という事なのかもしれません。


電脳世界に取り込まれた人間を助けるためには、別の子供の電脳体(或いは意識?)と入れ替わりでしか戻ってこられないとしたら、4423猫目が、4年前の犠牲者(イサコの兄?)を呼び戻すために、身代わりとなる子供を捜しているのではないか?と思っていましたが、流石にそれは無さそうです。


ただ、猫目4423、玉子ともう一人が最初のコイル探偵局メンバーで、4年前に事件を起こしメガばあと決別している、という考えはまだ捨てていません。


番組タイトルである「電脳コイル」がそのままキーワードになっている事も判りました。
コイル」が意味するものはなんなのでしょう?

コイル」は基本的に受動素子を指すので、電脳世界の影響を強化して受け取るという没入型のインターフェイスなどが想像できます。
これまでの想定に引きずられすぎてますが…


また、SF好きな監督の思考を考えると、テスラコイルという線もあります。

見た目も派手だし、原理が未解明という点からも、非常に面白い小道具になるとは思いますが、子供にわかるのか?というのが最大の難点と言えるでしょう。


いずれにせよ、謎は深まるばかりです。(毎回言っているような気が…)


次回予告には「道祖神」が出ていました。
やはり何かの「道」を探していくのですね。

なんかまとまらないけど、本日はこれまで。


<関連記事>
第13話「最後の首長竜」

第11話「沈没!大黒市」

第10話「カンナの日記」

磯光雄監督インタビューより

メモ

第7話「出動!!コイル探偵局」

第6話「赤いオートマトン」

第5話「メタバグ争奪バスツアー」

第4話「大黒市黒客クラブ」

第3話「優子と勇子」

第2話「コイル電脳探偵局」

第1話「メガネの子供たち」


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