「大人の科学 製品版」に8ミリ映写機登場

choiota2008-03-30


「8ミリ」と聞くと、8ミリビデオを思い出す人の方が多いかも知れませんが、(寧ろ「8ミリビデオって何?」という人の方が多いのでしょうか?)僕にとって「8ミリ」と言えば「8ミリフィルム」の事を指します。


「8ミリフィルム」とは、1960年代半ばに隆盛を誇った、8mm幅のフィルムを使用する家庭用映画の総称です。


16mmフィルムと違って、上映に免許が不要なことや、家庭用機器が沢山発売されたので、それなりに普及してたと思いますが、家庭用ビデオの普及によって、急速に縮小していった規格です。


僕が子供の頃、既にブームは収束しつつあったのですが、それでも家族旅行に行くときは必ず持参して、主に僕が撮影していました。


うちの機材は、シングル8だったので、1ロール約3分20秒しか撮影できません。
しかも、フィルム代だけではなく現像代もかかるので、1コマたりとも無駄に撮影することは出来ません。


「8ミリ映画撮影の基本」のような本を熟読し、1カット5秒とか、パンは時計の秒針と同じ速度とか、ズームは多用しないとか、今で言うイマジナリーライン(当時きちんと理解できてたのか?)などを一生懸命覚えて撮影したものです。


中学生になる頃には、フィルム編集も始めて、ますますのめり込んでいました。
シングル8のフィルムは、カットしてテープでつなぐだけで編集できたので、セメントを使うダブル8より楽だったのが幸いでした。


高校生になる頃には、8ミリフィルム自体が、自主制作映画くらいしか使われていない状況になっていましたが、当然のようにコマ撮りを使った莫迦映画などを撮影していました。


そんな訳で、実家には大量にフィルムが残っているはずですが、映写機がばかでかいので、もう見る機会も無いものと思っていましたが、「大人の科学 製品版 8ミリ映写機」という物が、4/23に発売されると知って、ちょっと欲しくなってしまいました…


いや…そもそも映写すべきフィルムは実家に置いたままだし、実家には映写機もビューワーもあって見れるのにねぇ…


っていうか、久々に8ミリフィルムで撮影してみたいなぁ〜という気分になりました。


すぐに終わってしまう貴重なフィルムで撮影すると、緊張感が違うんですよ。


1秒たりとも、1カットたりとも無駄にしたくない!っていう感覚は、デジタルビデオやデジカメでだらだらと回し続ける撮影に慣れた人には判らないかも知れませんが、あの経験がこそが、事前に頭をフル回転させてアングルやカット割をシミュレートしてから撮影に臨むというスタイルをきちんと身に付けさせてくれたものであり、非常に大切なものだと思っています。


ちなみにこれは、昔入手したまま一度も使っていない8ミリフィルムカメラです。



こちらが説明書とガイドブック。



あ〜、本当に8ミリ生フィルム買いたくなってきた!!



大人の科学 製品版 8ミリ映写機 製品詳細



大人の科学製品版 8mm映写機

学習研究社

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